2017年09月02日

北朝鮮のミサイル発射でも、日経平均の下げ幅が小さい!?市場関係者の見方とは。

29日朝6時頃に北朝鮮がミサイルを発射、日本列島上空を通過して太平洋上に落下しました。

東京株式市場では、序盤こそリスクオフの売り物が出たものの午後から戻す展開となり、日経平均の終値は前日比87円安(▲0.45%)の1万9362円と、下げ幅は小さなものでした。

日経記事も以下のように伝えています。
「東京市場の取引開始前には、米シカゴ先物市場で日経平均先物(9月物)が28日の清算値と比べ、一時380円も下落した。東京市場でも急落が警戒されたが、ふたを開けてみれば下げ幅は前日比で最大170円程度と限定的だった。」

(市場関係者にとって下落率1%未満は無風レベルであり、ニュース価値も低い)


日本に向けたミサイル発射でも、なぜ株式市場の振れ幅が小さいのでしょう?

ミサイルによる被害がなかったことも大きいが・・・
先の日経記事は他に「2つの要因」がある、と市場関係者の声を伝えています。

「日本株が限定的な下げにとどまった背景には、「ミサイルなどをはじめとする北朝鮮問題に投資家が慣れてきている」(SBI証券の藤本誠之客員マーケットアナリスト)側面があるようだ。

 特に、中長期での運用を目指す投資家は、度重なるミサイルの発射をあまり材料視しなくなっている。「戦争までには発展しないだろう」(しんきんアセットマネジメント投信の山下智巳主任ファンドマネージャー)との見方が支配的だ。有事の常態化という状況に投資家が戸惑い、売買を手控えている面もあるようだ。

 加えて、下落局面になれば「日銀による買い支えがある」(国内証券のトレーダー)との安心感も働いている。上場投資信託(ETF)を通じた日銀の日本株買いで下値が限られるという恒例イベントに慣れてしまった投資家は多く、日本株が大きく売り込まれない状況を作り出している。29日も後場から日銀が買いを入れたとの見方が広がり、日経平均の下げ幅を縮める一因となった。」

(引用元)株続落、ミサイルでも下げ幅限定のワケ【日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO20496560Z20C17A8000000/


北朝鮮のミサイル発射実験は、今年に入って既に13回目。

慎重派の人はすでに株を売却して様子見(暴落待ち)状態なので・・・
現在の市場参加者は、“ある程度リスクを織り込んで”投資をしている人達ということ。


ミサイル発射だけで騒ぐのは今や短期サヤ取りの投機筋くらいで、他の市場参加者は「実際の被害が発生しない限り、材料視しない」ということなのでしょう。

※実際、今年の北朝鮮「ミサイル発射13回のうち日経平均の当日下落は8回」と、関連性も乏しくなっている。


このほか、日銀が下落を見てETF買いに回ってくれる、という安心感も市場参加者の中にはあるでしょうね。

5〜7月におけるミサイル発射(計3回)について、発射当日とその前後の日で、日経平均やマザーズ指数がどう変化したのかを調べたサイトがありました。

すると、発射当日には値を下げる傾向があるわけですが・・・
ミサイル発射で下落しても、その翌日になると「株価を上げる傾向」が見られたとのこと。


(参照)北朝鮮ミサイル発射の株価影響は?日経平均とマザーズを分析!【チャナレの達人】
https://chanare.com/archives/3648

ミサイルによる実被害がなければ、当日の下落は空騒ぎと見て、日銀がETF買いに回ってくる(ゆえに翌日には値を戻す)ものと推測されます。


北朝鮮ミサイルに対する、市場関係者の見方としては・・・

■今や、実被害でも起こらない限り、あせって売る必要はない。
■被害もないのに株を売ると、日銀がその下落を見て買ってくるので、空騒ぎしないほうがいい。


と言ったところでしょうか。

何らかの実被害が起きない限り、ミサイル発射は東京株式市場を急落させる要因とはならないようです。


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 参考記事はコチラ。
ラベル:日経平均
posted by ちゅーりっぷ at 07:29| Comment(0) | 株・投資の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月31日

簡単に出来る、夏休みの自由研究。“100年後の日本”について自由に予想してみよう。

小中学生にとって8月31日は夏休みの終わり・・・宿題を必死で頑張っている子もいるでしょう。
さて、彼らを悩ませる課題の一つが「自由研究」です。

そこで本日は、「簡単に(1時間もあれば)出来る、夏休みの自由研究」を紹介したいと思います。
タイトルに出てますが、“100年後の日本”について予想してみるのです。


100年前に生きていた明治時代の人達は、100年後の日本(つまり今)をどのように予想していたでしょうか?
1901年(明治34年)の「報知新聞」 によると、こんなことが予想されていました。

無線電話で海外の友人と話ができる
遠くの人間と話ができる
写真電話(テレビ電話)ができる
いながらにして遠距離のカラー写真が手に入る
写真電話で買い物ができる
馬車がなくなり、自転車と自動車が普及する
葉巻型の列車が東京・神戸間を二時間半で走る
鉄道網が世界中に張られる
電気が燃料になる
機械で温度を調節した空気を送り出す
7日で世界一周ができるようになる
空中軍隊や空中砲台ができる
無教育な人間がいなくなり、幼稚園が廃止され、男女ともに大学を出る
琵琶湖の水で起こした電気を国内に輸送する
電気の力で野菜が成長する
医術が進歩し薬が廃止され、電気で無痛に手術できるようになる
台風を一ヶ月以上前に予測して大砲で破壊できる
人の身長が180センチ以上になる
サハラ砂漠が緑化して文明がアジア・アフリカに移る
動物と会話でき、犬が人間のお使いをする
野獣が絶滅する
蚊やノミが滅亡する


(引用元)明治時代の新聞が予想した100年後の未来wwwww
http://vipper2ch.doorblog.jp/archives/28941437.html
※上半分は100年以内に実現化したもの。下へいくほど一部だけ実現or外れた予想

いかがでしょう。
携帯スマートフォン、ネットショッピング、新幹線、エアコン、ジェット航空機(戦闘機)など、結構当たっているものが多いですね。

温度調節した空気を出してくれる機械⇒エアコンなんて今や当たり前ですけど・・・
明治時代の人にとっては“100年後の夢”だった、
こともわかります。

(このほか当時の人は、人間が月にたどり着いてしまう(ロケット)とまでは恐らく考えなかったようですね)


今を生きる私達も、“100年後の日本”がどうなっているかを自由に予想してみましょう。

難しく考えることは特にありません。
「100年後には、私達の生活はこんな風になっているだろうなぁ(便利になって欲しいなぁ)」
というものを、思いつくままに書くだけ。


誰でも簡単に(1時間もあれば)できる夏休みの自由研究です。


100年後の日本が全く想像できない人に、上級者の模範解答を。
中部大学教授の武田邦彦氏は、100年後に「人間がドーム空間の中で生活する」&「ドーム外は動植物の領域になる」という大胆な予想をしています。

「「都市ドーム」の中は、天井があり、冷暖房、免震構造で作られ、暴風雨なし、猛暑・極寒なし、地震なし、有害物質なし、空気綺麗…な生活環境が保たれています。傘も持たず、天気予報はなくなります。地震が来ても免震構造で揺れませんから、地震予知は不要で、津波はドームの外までしか来ません。天変地異で命を脅かされることから完全に解放されます。

また、すべて天井のGPSで管理されているので、自動車事故なし、犯罪なしです。そして天井からの情報で全ての人は「個人の秘密が完全に守られているが、お金を自由に使い、楽しめる情報を瞬時に手に入れ、犯罪にあったらすぐ警察にその映像が届く」という安全安心の生活が保証されます。
(中略)
自分の身一つで全ての手続きや電車などに乗れ、スマホ改良型(もしかすると自分の頭に埋め込みになるかも知れない)から、どんな情報も瞬時に知ることができます。もちろん、英語は完全自動翻訳ですから、相手の英語は日本語で聞け、自分の日本語は相手に英語でも中国語でも伝わります。」

(引用元)未来に悲観するのはもうやめよう。武田教授が予測「100年後の日本」
http://www.mag2.com/p/news/261679

片やドームの外には動植物の世界(人がほぼ介入しない)が広がっていて、私たちは高速鉄道・高速道路などでドーム同士を行き来する時などに、その自然を満喫できるのだとか。

都市ドームで、人間だけが理想の居住環境を得るのではなく、野生の動植物にもドーム外という理想の自然環境がある、というのは凄い100年後予想ですね。

(人間がドーム内で「自然と共存しない」=動植物にとって理想、というのは大学教授らしい皮肉が利いてますけど)


・・・小中学生は、ここまで壮大なプランを考える必要はありません。

自分の夢&願望を実現してくれそうな未来を考えて、“100年後の日本”予想を、夏休みの自由研究として提出してみましょう。


(冒頭記事のように、「●●できるようになる」と箇条書きで並べていくだけでOK)

短時間で簡単に出来るわりに、先生ウケも意外といい(奇抜なアイディアでも評価される)ので、結構オススメですよ!


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参考記事はコチラ。
ラベル:100年後 自由研究
posted by ちゅーりっぷ at 06:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月29日

中国で日本車の販売シェアが順調に拡大。中国の消費者が「理性的」になった!?

世界最大の自動車市場である中国国内において、17年上半期は日本車がよく売れて販売シェアを順調に拡大。
対照的に、韓国車はシェア半減の大ブレーキ
だったことが分かりました。

※中国は09年より世界最大市場で、昨年の新車販売2800万台は米国の約1.6倍、日本の5.6倍規模に当たる。

中国汽車工業協会ほかの発表を、マークラインズ社がまとめた資料によると・・・

【国別ブランドの乗用車販売シェア (中国市場)】

中国国産車・・・561.8万台、シェア43.4% (前年同期比+4.6%)
日本車・・・232.3万台、シェア17.9% (同+16.7%)
ドイツ車・・・262.7万台、シェア20.3% (同+6.1%)
アメリカ車・・・155万台、シェア12.0% (同+2.5%)
韓国車・・・50.1万台、シェア3.8% (同▲45.5%)
フランス車・・・21.1万台、シェア1.6% (同▲36.7%)

(資料)自動車販売台数速報 中国 2017年【マークラインズ】
https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_china_2017
※2017年1〜7月までの累計数字。

4割強のシェアを中国国産車が持っており、ドイツ車・日本車がシェア約2割で追いすがる形ですが・・・
前年比の伸び率で見ると、日本車が+16.7%と他を寄せ付けない大躍進。
対して、韓国車は前年比▲45%の大ブレーキでした。



中国メディアの今日頭条は、両者の明暗を「韓国車は降伏し、最後に笑うのは日系車」との記事で伝えています。

「韓国の現代自動車の17年上半期における販売台数は30万1000台だったが、前年同期比42.4%の減少だった。これについて記事は「販売台数の低迷によって、現代自動車は生産停止に追い込まれた」とし、販売目標も年初の125万台から85万台に下方修正を迫られたと紹介した。
(中略)
中国市場で好調だったのは日系車だ。その好調ぶりは韓国車とはまさに対照的であり、「中国メーカーも奮闘しているが、日系3強と比べたら無残だ」とし、日系車の販売が非常に好調であることを強調している。
トヨタの17年上半期の販売台数は前年同期比5.4%増の62万4000台、日産は同6.7%増の65万525台、そしてホンダは同18.7%増の64万4167台だった。しかも特筆すべきは、この好調な販売は7月も維持したという点だ。

 まとめとして記事は、「数字を見ると、韓国車は惨敗し、日系車の販売が加速したことが分かる」とし、中国の自動車市場において、日系車は韓国車のシェアを奪った「勝利者」であると主張した。」

(引用元)韓国車が降伏・・・シェアを奪ったのは「勝利者」の日系車=中国報道【サーチナ】
http://news.searchina.net/id/1642065?page=1


中国市場における韓国車惨敗の理由は、あまり興味がないので分析しませんが・・・

韓国・フランスが落としたシェアの受け皿として、日本メーカーの自動車が中国市場でしっかり受け入れられている(≒歓迎されている)ことは確かでしょう。

先の今日頭条はこの理由について、中国の消費者が「理性的」になったためではないか、と自己分析しています。

「日系車だが、ここにきて売り上げが好調となっている理由について、記事はいくつかの理由を挙げている。まず1つ目に「中国の消費者が成熟してきたこと」を挙げ、現在でも依然として反日感情はあるものの、以前に比べたら落ち着いていて、「消費者が理性を持つようになり、以前のような盲目的な愛国心はなくなった」とした。

 また他の要因としては「韓国車に対する需要が日系車に流れたこと」もあるとし、中韓関係の悪化と韓国車の競争力低下を背景に、日系車は韓国車の売り上げを奪ったと主張。それによって韓国車は中国における競争から脱落したとした。」

(引用元)理性を取り戻したのか? 日系車販売が好調な裏に隠された「国際的な理由」=中国報道【サーチナ】
http://news.searchina.net/id/1642279?page=1


中国経済とともに、中国の消費者目線も成長。
買うなら品質の良いものが欲しいと、“反日感情をいったん脇において”、理性的な判断をする中国人が着実に増えているのかもしれません。

日本製品を理性的に判断する土壌が、経済成長によって中国の消費者達に生まれているのなら・・・
中国の経済成長は、今後の日本経済にとって歓迎すべきものになるかもしれませんね。

(GDP世界2位である中国国内の消費者が「理性的」になってくれるのは、日本企業にとって大きなチャンスとなるはず!)



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参考記事はコチラ。
ラベル:中国 日本企業
posted by ちゅーりっぷ at 12:23| Comment(0) | 中国・韓国の問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする