2017年07月02日

日本人は、「食事・旅行」にお金をかけて、「ファッション・通信・車で節約したい」と考えている。

消費者庁が日本人の消費傾向を調べたところ、「食事・旅行」にはお金をかけたいという意見が多く、「ファッション・通信・車」では今後節約したいとする意向が大きいことが分かりました。

今回紹介するのは『平成28年度消費者意識基本調査』のデータ。
日本国籍を持つ満15歳以上の男女1万人を対象に行われたもので、6009名の有効回答を集計したものです。
(調査期間は2016年11月4日〜30日、全国の376市町村にて実施)


彼らに、現在お金をかけているもの(複数回答)を聞いたところ、最も多かった答えは「食べること(69.9%)」で約7割の人が挙げました。
以下、「飲食を含む交際費(29.0%)」「理美容・身だしなみ(28.2%)」「医療(26.7%)」と続きました。

続いて、「今後(も)お金をかけたい」と思っているもの、「今後(も)節約していきたい」と思っているもの についても複数回答で答えてもらったところ・・・

【お金をかけたいと思っている消費】

日本人が今後お金をかけたいのトップも、「食べること(50.8%)」でした。
(食事で節約したいとの意向は、29.7%にとどまりました)

次に多かったのは「旅行(39.1%)」で、約4割がお金をかけたいとの意見でした。
(旅行で節約したい人は17.9%)

※消費活動ではありませんが、「貯金(44.5%)」「老後の備え(40.4%)」にお金をかけたいとする回答も多く見られました。

【節約したいと思っている消費】

日本人が今後節約したい項目で、最も多く挙げられたのは「ファッション(37.4%)」でした。
(ファッションにお金をかけたいとの意向は、20.9%でした)

次いで多かったのは、「電話・ITなどの通信(36.5%)」「車(35.9%)」で節約したいという意見でした。
(通信にお金をかけたい人はわずか11.8%、車にお金をかけたい人は12.4%でした)

(資料)平成28年度消費者意識基本調査 ※10.11ページ目。
http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/adjustments_index_16_170628_0001.pdf


日本人の多くは「食事・旅行」にお金をかけたいと考え、そのぶん「ファッション・通信・車では節約したい」という意向のようです。

食事には、すでに約7割の人がお金をかけているのに、今後お金をかけたいことのトップも「食べること」って、どうなんでしょうね。

人間の三大欲求でもある食欲は、お金をかけることで満足感も得やすい(睡眠欲・性欲と比べて)ものではありますけど・・・
日本人は、食への贅沢なこだわり(≒グルメ)に傾倒しすぎではないか、とも思います。


総務省は今年の2月に、家計の支出に占める食費の割合である「エンゲル係数」が25.8%に達し、29年ぶりの高水準にあると発表しました。

(参照)エンゲル係数29年ぶり高水準 共働き増・値上げ… 【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS17H4O_X10C17A2EE8000/

一般的に高いエンゲル係数は、他の支出にお金を回す余裕がなく「経済的に苦しい」ことを表す指標なのですが・・・
日本人はお金をかけたい消費のトップが「食べること」なので、その一般論が当てはまらない国。

経済的余裕があるシニア世代を中心に、“お金をかけたグルメを楽しむ人が増えて、エンゲル係数が底上げされた可能性がある”、と言えるかも知れないのです。

※上の日経記事グラフを見ると分かるが、団塊世代の定年退職が始まる2005年を境に、エンゲル係数が上がっている。


「団塊シニアはともかく、共働きの現役世代にはグルメ傾倒などありません」
と反論したい方も、少し考えてみてください。

帰宅後の調理時間や手間を惜しむのか、はじめから調理済みの惣菜・弁当を(高いと知りつつ)購入している人を見かけませんか?

現役世代も、無意識のうちに「食べること」にお金をかけていて・・・
収入が増えても、それを続けたいorグレードアップさせたいと考えているのです。

そして、食を楽しむために「ファッション・通信・車では節約したい」
、と考えてしまっているのです。


格安モバイルで、毎月の通信費を節約しませんか?
月額1,980円〜のスマホ【UQmobile】




 参考記事はコチラ。
タグ:消費 節約
posted by ちゅーりっぷ at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 景気・経済の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

インスタ(Instagram)の利用者は“貯金が苦手”!?貯金できる人は、あのSNSを使っていた。

日頃利用するSNSにより、若者のお金の使い方には違いがあるのかを調査したところ、Instagramの利用者では2割以上が「貯蓄していない」と回答。
貯蓄100万円以上の回答は15%にとどまり、
インスタをよく使っている人は“貯金が苦手”だったことが分かりました。

対照的に、Facebookユーザーでは「貯蓄100万円以上」が3割を超え、貯蓄なし(12.5%)の割合を大きく上回る結果となりました。


以下、紹介するデータはネストエッグ社が公表した『東京の若者のライフスタイルに関する調査』です。
東京都在住の18〜29歳までの男女347人を対象に、普段接するメディア・SNSによる若者のライフスタイルに焦点を当てた内容となっています。
(調査期間は、2017年4月28日〜5月8日)
 
まず、最も投稿しているSNSを聞いたところ、10代で圧倒的かつ各世代で過半数を占めたのがTwitter。
Instagramは各世代とも2割前後ながら、女性の投稿が圧倒的(男女比が約1:4)でした。
Facebookは10代投稿者(4%)がいなくて、20代後半に多い(26%)という結果でした。

この3つ(Twitter・Instagram・Facebook)のうち頻繁に見ているSNSと、自身の貯蓄額を答えてもらったところ、以下の分布となりました。

<SNSユーザー別、貯蓄額の状況比率>

頻繁に見るSNS貯蓄してない貯蓄100万未満貯蓄100万以上回答を拒否
Twitter15.3%49.6%19.8%15.3%
Instagram21.3%45.0%15.0%18.8%
Facebook12.5%42.2%31.3%14.1%


(資料グラフ)頻繁に見ているSNSと貯蓄金額【PR TIMES】
https://prtimes.jp/i/23816/8/resize/d23816-8-400458-3.jpg
最もポストしているSNS
https://prtimes.jp/i/23816/8/resize/d23816-8-261755-0.jpg

どのSNSも貯蓄100万円未満が5割弱ながら、大きな違いが見られました。

■Instagramの利用者は、「貯蓄してない」層が2割を超え、貯蓄100万円以上が15%にとどまる。
■Facebookの利用者は、「貯蓄100万円以上」が3割を占め、貯蓄してない人は1割程度。


東京在住の10代後半〜20代という限定対象ながら、インスタをよく使っている人は“貯金が苦手”な傾向にあるようです。

(他方、Facebookユーザーには貯金できる人が多いようですね)


なぜ、Instagramの利用者は“貯金が苦手”なのでしょうか?
今回の調査レポートによると、Instagramユーザーは「他のSNSユーザーよりも交際費が多い」傾向があるそうです。

お小遣いを10として、交際費にどれくらいのお金を割り当てるかを聞いたところ・・・
Twitter利用者の平均が2.8。Facebookが3.2。
そして、Instagramユーザーは3.5(お小遣いの35%)を交際費に使うと回答。

(資料グラフ)最もポストしているSNSと交際費の割合
https://prtimes.jp/i/23816/8/resize/d23816-8-184962-2.jpg

おしゃれな(≒インスタ映えする)写真を掲載しようと、ちょっと背伸びした場所へも出かけるのか、Instagramユーザーは交際関係の出費が他よりも高く、貯蓄できない要因のひとつとなっているようです。


私は今回、インスタ利用者をディスりたいのではありません。

交際費が高くても、その出費に見合う以上の充足感を得られているのであれば、お金の使い方としては“正しい方向”にあると考えています。

貯金を考えて節約生活ばかりの人に比べ・・・
充実のライフスタイルを(お金を使って)実現するInstagramユーザーのほうが、自身に肯定的&素直な生き方であるようにも思います。

(それにこういう人達がいてくれないと、国内経済もうまく回っていきませんし)

ただ、Facebookユーザーもお小遣いの32%を交際費に使っており、それでいて貯蓄100万以上が3割を超えています。

この違いはどこから来るのか、自分から接触して(フォロワーになる等)みてはいかがでしょうか。

貯金が苦手なインスタ利用者は、貯金ができるFacebookユーザーと交流してみると意外と面白いのではないか、と個人的には思います。


携帯電話・スマートフォン売るなら、ネットオフ。
iPhone、Android、GALAXYなどスマートフォン買取強化中!


参考記事はコチラ。
タグ:貯金
posted by ちゅーりっぷ at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 貯金・借金の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月29日

タカタ株が、NISAの出来高ランキング3位!大損した個人投資家は何を学ぶのか。

来月には上場廃止で整理銘柄行きとなったタカタ株が、昨日の終値で35円(前日比▲68%安)をつけました。
出来高は5922万株の大商いとなっており、先週末に飛びついた株主の多くも、大損覚悟でタカタ株を手放したようです。

※支援をめぐる記事で、タカタ株は先週金曜日にストップ高(終値160円)をつけていた。


このタカタ株を、非課税のNISA口座で購入していた個人投資家も相当いたらしく・・・
SBI証券のNISA出来高ランキング(6/19 〜6/23)でタカタ株が先週3位だった、との記事を見つけました。

「株価が下落する過程で、株価を安いと判断した個人投資家の多くが、タカタ株の購入に「NISA(ニーサ)」を利用している。SBI証券が発表しているNISA口座での国内株式出来高ランキング(6/19 〜6/23)では、タカタがランキング3位となっている。

NISAとは2014年から始まった少額投資非課税制度のことだ。(中略)
損失が確定した場合、特定口座や一般口座でタカタ株を保有していたのであれば、他の株式から発生した利益と損益通算を行うことができる。しかし、損益通算を行うことができないNISA口座でタカタ株を保有していた場合には損失は確定されてしまう。」

(引用元)「タカタ株」をNISAで購入 投資に対する甘さが損失を招く【ZUUオンライン】
https://zuuonline.com/archives/159150


米国などでタカタのエアバッグ事故が騒がれたのが2014年。これは奇しくも、NISA制度が始まった年のことでした。

同年1月に、タカタの株価は3000円をつけていたのですが・・・
エアバッグ事故が明るみになり、不透明なリコール対応が騒がれると、翌2015年には1300円台へと下落。翌16年に株価は3ケタの500円を割り込む水準にまで落ち込みました。

そして今年6月、タカタの経営破綻が報じられて株価は一気に2ケタ台です。
7/27の上場廃止後は無価値の紙クズとなるでしょう。

NISAで保有の個人投資家は、“損失さえ覚悟すれば”これまでにタカタ株を手放す機会がいくらでもあったはず。
損失覚悟の踏ん切りが付けられず、上場廃止決定で大損してしまった個人投資家は、ここから何を学ぶのでしょうか。



先のZUU記事では、早い損切ができない「投資に対しての甘さ」が大損を招いたと指摘しつつ、彼らにアドバイスを送っています。

「株式投資をはじめとした資産運用に絶対はない。整理銘柄や監理銘柄に指定されることについて、事前にしっかりと理解しておかなければならない。さらに、NISA口座を使う場合も、ただ安易に安いからと銘柄を選定するのではなく、上場廃止になるリスクが少なさそうな好業績銘柄の組み入れを考えることが大事だろう。」

株投資には、“企業倒産”という最大のリスクがあります。
上場企業が倒産して、上場廃止⇒会社の株は基本的に無価値となります。

このリスクを避けるためには、倒産の懸念が高い企業を投資対象から外すのが一番です。

整理銘柄・監理銘柄はもちろんのこと・・・
■決算数字の不正などで、市場からイエローカードが出された「特設注意市場銘柄」。
■業績不振が続くなど、財務諸表に「企業の継続前提(ゴーイングコンサーン)に関する注記」が出ている企業。


いずれも、決算数字をはじめ客観的な観点から倒産の懸念が高い、と投資家に向けて警告発信がされている企業です。
これらへの株投資は、“企業倒産”という最大のリスクを、あえて大きく抱え込んでいることに他なりません。

年間での損益通算ができない(≒失敗が許されない)NISA投資の対象としては、「不適格」に近いほどハイリスクだと、個人的には考えます。

(損益通算が可能な一般・特定口座なら、まだ許されると思いますが)


タカタに関しても、今年2月に3期連続の赤字で「企業の継続前提に関する注記」が付されています。

(参照)タカタ、17年3月期の最終赤字640億円 事業継続注記を初記載 【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12794390Q7A210C1DTB000/

※タカタの決算数字に関して言えば、各自動車メーカーが肩代わりしているリコール費用を請求された場合に「実質債務超過」状態にあると、数年前から指摘されていた。

結果論ですけど、この時点でNISA保有の投資家は、“損失覚悟で”タカタ株を手放すべきだったでしょう。

(ちなみにタカタ株は、昨年末〜今年1月に400円台⇒1200円台への急騰があり、そこはホルダーにとっては「最高の逃げ場or利益確定の場」だった)


踏ん切りが付けられずに、タカタの上場廃止決定を聞いてしまい、大損した個人投資家は・・・
自身の失敗を、「教訓」として学ぶべきです。

株投資には、“企業倒産”という最大のリスクがあり、倒産リスクの高い銘柄は損切してでも一旦手放すのがセオリーです。


例えば機関投資家は、運用ルールを自ら定めて、早めの倒産リスク回避(損失覚悟の株売却)をきっちりと実行しています。
こうしたリスク回避の行動は、個人投資家も見習うべきです。

現在、NISAで特設注意市場銘柄(東芝とか)等を保有している人は、企業の倒産リスクについて一度よく考えましょう。


楽天サイトで話題の、投資関連本ランキング。


 参考記事はコチラ。
posted by ちゅーりっぷ at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 株・投資の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする