2017年03月14日

米利上げで市場はどうなる?為替はドル高に動くメカニズムが。株式市場には・・・

金曜日に発表された米国雇用統計の数字が堅調で、市場関係者は3月の利上げを確実視している情勢です。

米利上げ(ドル金利の引き上げ)で、金融市場にどういった動きが起こるでしょうか。

基本的には・・・投資家からドルが買われ、為替は「ドル高(円安)に動く」というメカニズムが起こります。


(参照)米3月利上げへの思惑でドル買い継続へ【株探ニュース】
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201703020046

なぜ、米利上げによってドルが買われるのか、分かりやすいメカニズムを説明したいと思います。


極端な例として、米ドルの金利が「0.5%⇒5%」へと引き上げられたとします。

この金利上昇がどこに大きな影響を及ぼすかというと、“銀行の預金金利”です。

銀行の預金金利は、中央銀行の金利政策に連動して上下するので・・・
中央銀行が金利を5%へ引き上げたら、アメリカの市中銀行の預金金利も「0.5%⇒5%」近辺へと引き上げられます。

アメリカ国内の銀行預金利回りが「0.5%⇒5%」へと引き上げられたら、海外の(例えば日本の)機関投資家はどうするでしょう。

■アメリカの銀行なら・・・預金の利回り5%
■日本の銀行だと・・・利回り0.01%未満


利回り0.01%にも満たない日本円など、ほとんど持っている意味がありませんね。
円を売ってドルに換え、アメリカ国内の銀行に資金を預けます。

(これだけで、ドル資産は利回り5%確定!)

米利上げによって、海外の投資家はドル資産に魅力を感じ・・・自国通貨を売って米ドルを買うようになります。
結果、為替ではドル高(円安)の動きが起こるというメカニズムです。


※このメカニズムは米国の投資家にとっても例外ではありません。彼らも米ドルで着実に資産を殖やそうと、ユーロ・円などの低金利通貨をドル資産に戻そうとします。


続いて、米利上げで株式市場の動きはどうなるでしょうか。

同じように、米ドルの金利が「0.5%⇒5%」へと極端に引き上げられたケースで、メカニズムを考えましょう。

■アメリカの銀行預金なら・・・利回りが5%、しかも元本保証。
■株式市場だと・・・配当利回りも業績次第で、評価額が元本割れするケースもしばしば。


元本割れのリスクがある株式を手放して、元本保証で5%の利子が付く銀行にドル資産を預ける動きが、多少なりとも起こると考えられます。

(元本保証&利回り5%なら、元本割れリスクのある株で運用する必要性は薄いはず)

極端な米利上げは、「株式市場にとってマイナス(株を売られる)要因」となるのです。

(参照)金利や為替と株価の関係【SMBC日興証券】
http://www.smbcnikko.co.jp/first/stock/kiso02/kiso02_3.html


実際の利上げ幅はもっと小さい(おおむね+0.25%程度)ので、資産運用が大幅に変わるようなグレートローテーションは起こりませんが・・・
運用のポートフォリオを調整する投資家は、少なからず存在します。

為替では、ドル高に動くメカニズムが。
(米国)株式市場には、マイナス方向のメカニズムが。


複数回行われるとされる米利上げによって、市場ではこうした動きが“若干発生する”、と想定しておいたほうが良いですよ。

(それらを先読みして取引を行なうヘッジファンドも少なくないため、相場が教科書どおりに動いてくれないケースも多々ありますけどね・・・)


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参考記事はコチラ。
タグ:利上げ 金利
posted by ちゅーりっぷ at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替・FXの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月24日

FX取引では、12月26日がクリスマス&1月2日が正月休み?特殊な年末年始に注意。

FX取引の経験者はご存知かと思いますが、年末年始のクリスマスとお正月は、FXの取引時間が通常とは異なります。
例年、クリスマス(12/25)は営業時間が短縮され、元日(1/1)は相場が開きません。

ところが、2016-2017年の年末年始は特殊で・・・
12月26日が、クリスマスの営業短縮。
お正月は、元日だけでなく1月2日も相場が開かない日となります。



『ザイFX!』が、今回の特殊な年末進行について説明していますので、引用。

「2016年の年末から2017年で一番気をつけなければならないのは、例年、FX会社の取引時間が短縮されるクリスマス(12月25日)とFX会社が全面休業となる元旦(1月1日)がいずれも、日曜日に当たっているという点です。
日曜日は、もともと各市場がお休みでFX会社も休業ですので、クリスマスや年末年始にかかわらず、普段から取引できませんよね。

 今回も、クリスマスや元旦が、たまたま日曜日に被って取引できないというだけで、週明けとなる12月26日(月)や1月2日(月)は通常どおり取引できるのか?というと、そうはいかない
(中略)
祝日が日曜日にかぶった場合は、翌日に振り替えられることになっているのです。

 つまり、12月25日が日曜日に当たる今回は、2016年12月26日(月)がクリスマスの振替休日、2017年1月1日も日曜日に当たりますので、1月2日(月)が元旦の振替休日ということになります。」

(引用元)えっ!? 2016年のクリスマスは12月26日!?2017年元旦は1月2日!? 取引時間に注意!【ザイFX!】
http://zai.diamond.jp/articles/-/210160


米国市場がお休みのクリスマス・元日が共に日曜日なので、休みが月曜日に振替えられ・・・

2016年12月26日(月)は、クリスマスの振替え営業短縮日。
2017年1月2日(月)は、元日の振替え休業日。


として、扱われるそうな。

26日は概ね、(日本時間だと)15:00前後でFX取引が営業終了となります。
知らないでFX取引していると、ポジションを残して翌日へ持ち越しとなりますのでご注意ください。

上のザイ記事では、主要なFX会社(外資系も含む)の年末年始の営業時間が掲載されていますので、FX取引をされている方は確認を忘れずに!

(記事よりも、取引FX会社からのご案内で確認するのが最優先ですけど)


なお、欧州市場では1月2日が普通に開くためか、正月2日から取引できるFX会社もある、とザイ記事では書かれていました。

※通常営業するのがデューカスコピー・ジャパン。欧州時間から取引できるのが、IG証券・サクソバンク証券・DMM.com証券。

ただし、マーケット参加者自体が極端に少ないため、流動性も「ものすご〜く低下している可能性が高い」のではないか、とのこと。

何かの拍子にスプレッドが拡大する危険性もあるので・・・
参加者が少ない年末年始期間は、「むやみに取引するのは控えた方が賢明かもしれない」と注意を促していました。

2017年は元日・2日と休みにして、(皆が参加する)1月3日をFX取引のスタートにしたほうが良さそうですよ。


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タグ:FX
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2016年12月16日

米利上げは“織り込み済み”だったのに、為替がさらに2円超もドル高進行した理由とは・・・

米連邦準備理事会(FRB)が14日、米ドルの金利を年0.25〜0.50%⇒今後0.50〜0.75%に引き上げました。
利上げはイエレン議長ら委員会10人の全員一致で決まり、15日から適用となります。

12月の米利上げは、市場参加者のコンセンサスとして“織り込み済み”でした。
実際、直近の2ヶ月で1ドル101円⇒115円台へのドル高・円安進行ですし、今回の利上げは100%織り込まれていたはずです。

ところが、“織り込み済み”だったはずの米利上げの発表が行われるや、ドル円相場はさらに1ドル115円⇒117円台へとジャンプアップ。
夜になって118円台へと突入し、2円超のドル高進行となっています。

(国内視点では円が「急落」なので、フォールダウンとするべきか?)


間違いなく“織り込み済み”だった利上げ発表で、どうして市場はさらに2円超のドル高進行となったのでしょうか?

利上げ自体は織り込まれていたのですが・・・
将来的な利上げペース見通し(ドットチャート)が上方修正されたため、市場関係者のサプライズとなってドル高・円安がさらに進行したというのが、一般的な見方であるようです。

「利上げ幅は市場の予想通りだったものの、FOMC参加者の政策金利予測(中央値)に基づく来年の想定利上げ回数が3回と前回予測の2回から増えたことを受けて、ドル買いが強まった。
  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「全般的に景気の見通し、GDP(国内総生産)、ドットを含めてタカ派というか前向きというところが影響している」と説明した。」

(引用元)ドル・円が10カ月ぶり高値、FOMCが利上げ見通し引き上げ−117円台【ブルームバーグ】
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-15/OI7C0D6KLVR401

確かに市場関係者の間では、利上げ内容よりも将来的な利上げペースのほうに焦点が当てられていました。

9月までは「年2回ペース」だったのが、今回から「年3回ペース」で利上げするとFRB自身が改めたわけですから、確かにサプライズと言えるかもしれません。


ただ、直近2ヶ月の101円⇒115円へのドル高進行には、利上げペースの上方修正もある程度織り込まれての動きだったとする見方も多かったはず。

仮に年3回ペースとなったとしても、「115円半ばから116円に掛けては買いポジションが多く残存しており、やれやれ売りに押されることとなりそう」として・・・
利上げ後の為替は『噂で買って、事実で売る』の動き(発表時がドル高のピークで、今後は円高に振れる)と予測するストラテジストも珍しくありませんでした。

(参照)利上げでドル円は下落するのか【ヤフーファイナンス】
http://info.finance.yahoo.co.jp/kabuyoso/article/detail/20161214-00037611-minkabuy-usdjpy-5073

ところが、実際は118円台突入までのドル高・円安進行です。

ここがオーバーシュートとなって、再び円高トレンドへと戻る可能性はありますが・・・
利上げ前に、さらなるドル高・円安のシナリオを提示していなかった相場の予想屋は、「大きなイベントで2連敗」を喫している、と言っていいかもしれません。

※彼らの前回の敗北は、トランプ勝利後のドル高進行を事前に読めなかったこと。


最後に、株式市場でもひとつ気になった点があります。
分かりやすい為替連動を見せていた日経平均が、今回に限って殆ど動かなかったことです。

(日経平均は前日比+20円高の1万9273円と、僅かに+0.1%だけ上昇)

米利上げでドル円が跳ねたのに、日経平均がそれに呼応しなかった事についての解説記事は、皆無と言っていいほど見当たりませんでした。

日経平均はなぜ、米利上げを受けたドル円相場との連動を拒んだのでしょう?


この不連動の理由まで解説された市場アナリストは、個人的にかなり信頼が置ける、と自分は考えています。
(今のところまだ見つかりませんけど)


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posted by ちゅーりっぷ at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替・FXの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月17日

ドル円相場が、この1週間で8円もドル高・円安に動き、日米の立場が逆転した!?

外国為替市場で昨晩、ドル円が1ドル=109円台後半にまで達しました。
米大統領選でトランプ勝利が伝わった1ドル101円台から、この1週間でドル高(円安)が8円も進んだことになります。

(自分は現在FX取引をやっていないのですが、されている方は相場についていくのも一苦労ではないかと・・・)

この円安進行についてロイターから記事が出ていましたので、紹介します。

「財務省幹部は「トランプ氏の政策が、過激な部分を除けば市場にフレンドリーだということが意識された」と分析した一方、「わずか1日で戻すとは」と意外感を隠さなかった。
複数の政府筋によると、トランプ氏当選後に大幅な米金利上昇とドル高の進展を予想していた向きは、政府内には皆無だったという。

開票から約1週間で8円も円安が進んだことに対し、政府内では「ファンダメンタルズとそれほどかい離した動きではない」との見方がある一方、急速な円安に困惑する声も上がる。

米財務長官などトランプ新政権の主要閣僚の顔ぶれが明らかになっていない中で、仮に財政健全派の人物が登用されれば、マネーの流れが逆回転し、一気に円高方向へ向かうリスクを警戒する声も、政府内にある。

ただ、複数の関係者によると、トランプ次期大統領や政権移行チームのメンバーと日本側のパイプは太くはなく、新政権の金融政策を含めたマクロ政策や為替政策の方向性を予測するには材料が少ないという。

また、今のところ、米側から足元の円安進行を警戒、けん制する声は出ていないもようだ。

日米両国は、これまで20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などの国際舞台で、為替動向をめぐってけん制し合ってきた経緯がある。
円高局面で日本が「偏った動き」と指摘するのに対し、米国が「秩序立った動き」と応じる構図も、過度な円安が進めば「日米の立場が変わる可能性もある」(政府関係者)という。

こうした状況を踏まえ、政府は要人発言に慎重を期し、市場に無用の刺激を与えないよう苦心している。」

(引用元)焦点:1週間で8円の円安、政府内に警戒感 米次期政権の政策手探り【ロイター】
http://jp.reuters.com/article/focus-yen-dives-idJPKBN13B13I


ドルが120円⇒100円への円高進行を見せた時には、日本側が「急激で偏った動き」だと円高を牽制すれば、米国側が「為替は秩序立った動きだ」と主張してきました。

(今年の4月には、米財務省が日本を為替操作の「監視リスト」に指定したこともニュースになりましたね)

ところが、トランプ勝利後の一週間に起きた8円のドル高・円安で、立場は逆転。

今後もドル高・円安が続くのであれば、今度は米国側が「急激で偏った動きだ」とドル高を牽制するようになることもありうる、というわけです。

トランプ政権からこの発言が出たとき、日本の財務省がどんなコメントを出すのか、
興味深いところです。


もっとも、今のところは米政府も静かです。

(トランプ氏が選挙期間に、「強いアメリカ(≒強いドル)」を目指すと繰り返し発言していたのが、影響しているのか?)

そのためか、市場では(トランプ政権から牽制発言が出てくるまでに)、1ドル112円〜113円台のオーバーシュート到達もあるのではないか、という見方があるようで・・・

「トランプ氏の主張してきたインフラ投資、大型減税、金融規制緩和など、いわゆる「トランプノミクス」への期待が高まっている。少なくともこうした歓迎ムードが続いている間は、ドル円は堅調に推移する公算が大きい。

市場では「トランプノミクス」による米景気拡大期の長期化を織り込みつつあり、米長期金利の上昇もドル円相場をサポートするだろう。
大統領就任後100日間は「ハネムーン期間」と呼ばれ、メディアの攻撃も少なく、支持も安定するといわれるが、今回もこれが当てはまるならばドル円は4月末頃までに112―113円程度へ緩やかに上昇する展開も想定できる。ただ、果たしてそれ以降も円安が持続するかは、不透明感が残る。」

(引用元)コラム:「トランプリスク」で円高再燃は杞憂か=尾河眞樹氏【ロイター】
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-maki-ogawa-idJPKBN13B05N


米国経済も輸出産業型の構造(ドル安になるほど米国経済全体は儲かる)なので、あまりにドル高・円安が進むと、ドル高を牽制する発言が政府要人から出てきます。

短期間に、10円超のドル高進行となったら・・・
何らかの牽制コメントが米国側から出てきてもおかしくない、
ということでしょうね。

(個人的には、日本の財務省に「為替は秩序だった動き」とやり返してもらいたいですけど、トランプ相手にこの発言をぶつけるのは勇気がいるかも)


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タグ:為替 ドル円
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2016年10月08日

英ポンドで「フラッシュ・クラッシュ」発生!?ほんの数分で6%もの急落。

主要通貨で4番目に活発取引される英ポンドが、7日午前8時5分からほんの数分間で6%あまり下落するという、「フラッシュ・クラッシュ」と思しき事態が起こりました。


 「何があったんだ」、「こっちも急いで売れ」、「いや買いだ」――。
証券会社や銀行などの為替ディーラーたちは、英国時間では深夜に当たる東京市場早朝での突然の英ポンドの急落の対応に追われた。

 異変は7日の午前8時5分すぎに起きた。
1ポンド=1.26ドル前後で推移していたポンドは、そのわずか2分後の8時7分に節目となる1.20ドルを割り込み、さらに2分後には1.18ドルまで急落。わずか5分足らず間にポンドの下げ幅は6%に上った。

 対ドル相場の下落が余りに急激だったことから、その影響は円やユーロなどほかの通貨にも及んだ。ポンドは対円でも数分で10円近く下がった。

 プロのディーラーも予想していなかったタイミングでのポンドの急落。あまりに急激な値動きは、一部に「誤発注が原因だったのではないか」との声も出ていたが、さらなる下落に向かう伏線はあった。

 英国の保守党大会で今週、メイ首相が示した離脱方針である。「2017年3月末までにEU離脱を通告する」と宣言。市場は、非公式な会合を通じてEU側と地ならしする柔軟なスタンスと一線を画したと見て、メイ首相の発言を強硬姿勢で離脱交渉に臨む「ハード・ブレグジット」の意思表示と受け止めた。」

(引用元)英ポンド急落、EU「強硬離脱」で攻防 【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ07H4O_X01C16A0000000/

為替相場で6%急落がどれくらいのインパクトかといいますと・・・
ドル円で例えるなら、1ドル102円⇒108円に動いた(円高方向なら102円⇒96円割れ)くらいの衝撃。

これが、わずか数分間で起こったわけです。


日経記事で「プロのディーラーも予想できなかった」とあるように、このポンド急落が発生するトリガー(引き金)となる事件がこれと言って見当たらず・・・
市場関係者の間では、コンピューターを駆使するトレーダーによって売りが増幅された「フラッシュ・クラッシュ」が起きたのではないか、というのがもっぱらの見解です。

「フラッシュ・クラッシュ」とは、相場が瞬間的に急落してしまう現象。

「ダウ工業株30種平均が2010年5月6日に数分間で9%(約1000ドル)下落し、取引時間中に過去最大の下げ幅を記録したことからこう呼ばれるようになった。米運用会社が出した株価指数先物への大口売り注文をきっかけとした先物価格の急落に、高速・高頻度取引(HFT)などアルゴリズム取引が追随して下げ幅を大きくしたとされている。」

(引用元)野村證券 | フラッシュクラッシュ(証券用語解説集)
http://www.nomura.co.jp/terms/japan/hu/A02289.html


コンピューターを駆使した自動取引の中には、SNS等のキーワード監視を行い、バッドニュースのつぶやきが一定以上増えたりすると、関連する株や通貨に対して自動的に(大規模な)売り注文を行うというシステムも存在します。

(特に英ポンドは、EU離脱がどうなるか最大の関心事なので、キーワード監視でプログラムを組んでいた人が少なからずいたと思われる)

何かのバッドニュースをきっかけにこの自動取引が作動すると・・・
今度は一定の値幅以上下落した際に、(損失を回避する目的で)自動的に売り注文が発注されるという、別の自動取引プログラムが作動。

次々に自動取引プログラムが連鎖することで、ごく短時間にとんでもない数の売り物が続く。
これが、「フラッシュ・クラッシュ」の実態と言われています。



今や個人投資家でも、逆指値タイプの注文を普通に使っている時代ですし・・・
今後もこのような瞬間的な急落(or急騰)劇は“たびたび起こる”と覚悟しておいたほうがいいでしょう。


(現状、リスキーな英ポンドに飛び込むFX投資家は少数派であって欲しいですが)

近い将来は、フラッシュクラッシュによる値幅取りを想定した自動プログラムで、資産運用する猛者まで出てくるかもしれませんね。


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参考記事はコチラ。
タグ:英ポンド FX
posted by ちゅーりっぷ at 10:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 為替・FXの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする