2017年05月28日

「日経平均が2万円目前で足踏み」と考えるのは、日本国内の投資家だけ!です。

日経平均が19000台後半の水準に留まっているいるため、「2万円目前で足踏み」状態という記事が散見されるようになりました。

日本経済新聞では4月あたりから早くも「足踏み」表現を使うようになり、ここ最近はロイターや株探なども「日経平均が2万円目前で足踏み」状態にあるとの記事が出ています。

(参照)国内株式市場見通し:日経平均は2万円目前での足踏みが続く【株探ニュース】
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201705270117

確か先週は、日経平均が一時19998円にまでなりながらも2万円は結局超えられずじまい。

記者たちが「足踏み」と書きたくなる気持ちも、重々分かるのですが・・・
日経平均の動きが足踏み状態だと考えているのは、日本国内の投資家だけです。


なぜなら、海外(機関)投資家の視点では、2017年の日経平均は「美しい上昇トレンド」を描いているからです。

海外の投資家は基本的にドル建てで日本株に投資するため、“ドル建て日経平均”の動きを参考にしているのですが・・・
2017年の“ドル建て日経平均”は、1月大発会の164ドルを基点として、25日&75日平均移動線に沿った美しい上昇トレンド。

週末の5月26日には、一時178ドル01セントの年初来高値まで更新
しています。


(資料)日経平均(ドル建て)チャート【Market Newsline】
http://marketnewsline.com/apps/market/quotes?lang=ja&r=9m&c=1010&t=large&more=&with=vma&t=large

海外投資家がチェックする“ドル建て日経平均”は、足踏みどころか「美しい上昇トレンド」を描いている最中であることが分かります。

したがって、「日経平均が2万円目前で足踏み」だと考えているのは、日本国内の投資家だけということなのです。


日本株を大きく動かすインフルエンサーが海外機関投資家であることは良く知られていますし、彼らの多くはトレンドフォローの順張り投資を好みます。

(対照的に、国内の個人投資家はあえてトレンドに逆らった逆張り投資を好みます)

そして、海外投資家の視点では、日経平均は順張りしたくなる「美しい上昇トレンド」です。

4月の調整が、ドル建ての75日ラインで盛り返したのも、海外投資家たちが“絶好の押し目買い”をしたからと考えられます。

※事実、4月に入ってから外国人売買動向は7週連続で買い越しが継続している。


“ドル建て日経平均”をチェックすると、海外投資家が日本株(日経平均)をどう見ているかが分かります。

「日経平均が2万円を前に足踏み」と考えているのは、国内投資家だけであり・・・
海外の投資家たちは、日経平均が「美しい上昇トレンド」だと見て、4月以降せっせと日本株を買っているのです。

円建ての日経平均が2万円を超えるには、為替が円安にならないと難しいかな?

(日本経済にとっては、1ドル=110円付近が輸入&輸出どちらにも心地いいみたいですけど)


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 参考記事はコチラ。
タグ:日経平均
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2017年05月09日

今から「逆張り」投資をしたいなら・・・“絶賛急落中”の市場に目を向けましょう。

GW明けの東京市場では、日経平均株価が終値で19895円と、+450円(+2.3%)の大幅高となりました。

連休中に、フランス大統領選挙の決着(EC残留派のマクロン勝利)などテールリスク懸念が急減したことで、金融市場はリスクオンモード。
年初来高値まで更新しており、2万円台復帰も現実味を帯びてきたようです。


ここまで日経平均が上がってしまうと・・・「逆張り」を好む投資家は、買うべきものを見つけづらいところです。

逆張り投資家にとって、今からがチャンスの市場ってどこでしょう?

日本株で見つけづらいのであれば、視線を海外市場にも向けてみませんか。

実は今、お隣の「中国株」が“絶賛急落中”なのです。

中国株の上海総合指数は、昨年1〜2月に2700台を割ったのを底に、今年4月上旬まで順調に上昇。3300越え目前だったのですが・・・
先月中旬からは4週連続で下げ続けており、昨日5月8日時点の上海総合指数は3078.61。

中国株市場はこの1ヶ月で▲7%近く下落し、昨年10月以来の安値水準をつけています。

(資料グラフ)Shanghai Composite Index dropped to lowest since October【ブルームバーグ】
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iX8V0KASEahQ/v2/-1x-1.png


なぜ、中国株下落が直近で起きているのか、現地経済記事に明るい大紀元では以下のように解説されています。

「金融規制当局がレバレッジ取引への取り締まりと金融セクターへの監督管理を強化するとの強硬姿勢に嫌気で、投資家からの売り注文が集中した。
(中略)
中国金融規制当局の人民銀行(中央銀行)、証券監督管理委員会(証監会)、銀行業監督管理委員会(銀監会)と保険監督管理委員会(保監会)は過去10日間に、相次いで、レバレッジ解消の強化、金融セクターでの資金空回りを防ぎ資金が着実に実体経済に流れることへの強化、悪質な株価操作などの不正取引への摘発強化などに関して措置を発表した。

 この影響で、上海総合指数は17日から21日までの一週間の下げ幅が2.25%を記録し、週ペースとして今年の最大な下落幅となった。」

(引用元)金融当局が規制強化、中国株大幅に下落【大紀元】
http://www.epochtimes.jp/2017/04/27206.html

習近平主席の意向で、中国当局は金融市場の不正取締りを強化中。

以前も急落パニックを引き起こした、突然の「銘柄売買停止」(名目は各証券会社への立ち入り検査)もありうるのでは・・・
と、資金を引き上げる動きが起こっている模様です。


(金融当局の動きを警戒して、中国人投資家が株以外に資金を移しているわけですね)


これは、「逆張り」投資家にとっては美味しい状況ではないでしょうか。

もしもこの下落が、昨年2月の底・2700を割り込まない水準で終わるなら、中期トレンドの2番底を確認する形となって・・・
再び指数が上昇に向かう展開が起こっても何ら不思議はありません。

自分は逆張りが苦手(というか下手クソ)なので大した助言になりませんが、3000を割った水準でのセリング・クライマックスなら、積極的に買い向かっても悪くないように思います。

(ただ、2700を割り込んでしまった場合は、撤退やむなしかな?)


「逆張り」の基本戦略は、「大半の人が売っているところで、あえて買う」こと。
相場全体が“絶賛急落中”になった(≒大半の参加者が売っている)市場を見つけることが、成功のカギになります。

日経平均2万円台に届きそうな今からの逆張り投資は、買い対象が見つからないほど難しいはず。
(信用取引を使って、空売りから入る手法はありますけど)

日本株だけにこだわるのではなく・・・
ビッグチャンスが目前に迫っている(?)かもしれない、“絶賛急落中”の中国株で、逆張り投資をやってみるのも一案ですよ。


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タグ:投資
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2017年04月29日

株やFXへの投資で経験した、最大の含み損&含み益はどれくらい?

株やFXなどの金融商品は評価額が刻々と変わるため、保有することで「含み益(売れば儲かる)」だったり、「含み損(売れば損する)」の状態が起こります。

(株・FX投資は元本が保証されない、と言われるゆえんですね)

実際にこれらで資産運用をしている個人投資家は、最大でどれくらいの含み損&含み益を経験するものなのでしょうか?


日本取引所グループが先日、30代〜50代の個人投資家200人にアンケートを実施。これまでの投資で経験した「過去最大の含み損益」の額がどれくらいだったかを、ウェブサイト『東証マネ部!』で公開しました。

<これまで過去最大の含み損はいくら?>

・1万円未満 0.7%
・1万円以上〜50万円未満 64.2%
・50万円以上〜100万円未満 9.0%
・100万円以上〜500万円未満 17.2%
・500万円以上〜1000万円未満 5.2%
・1000万円以上〜5000万円未満 3.0%
・5000万円以上〜1億円未満 0.7%
・1億円以上 0.0%


※200人のうち、含み損が出た経験のある134人に質問。

(資料)個人投資家200人に調査「過去最大の含み損は?」【東証マネ部!】
http://money-bu-jpx.com/news/article002108/

6割以上の方が、経験した含み損は最大で「50万円未満」と回答。

さすがに1億円を超える含み損経験者はいませんでしたが、含み損1000万円超の経験がある方が少数いらっしゃいます。
含み損1000万円超だと、恐らく当人の年収を超えていますよね・・・(ガクブル)。

なぜ含み損を抱えることになったのかについては、リーマンショックなど「大きな変動に巻き込まれた」ケースと、「売買タイミングを間違えた」という理由が多かったのだとか。

(そう言えば自分も、リーマンショックでは過去最大の含み損を食らいました・・・当時は仕事を「1年間タダ働き」と思っていましたよ)


一方、含み益は最大どれくらいの額を経験したことがあるのでしょうか?
これも先の『東証マネ部!』サイトのデータを引用。

<これまで過去最大の含み益はいくら?>

・1万円未満 2.0%
・1万円以上〜50万円未満 50.7%
・50万円以上〜100万円未満 13.5%
・100万円以上〜500万円未満 21.6%
・500万円以上〜1000万円未満 6.8%
・1000万円以上〜5000万円未満 4.1%
・5000万円以上〜1億円未満 0.0%
・1億円以上 1.4%


※200人のうち、含み益が出た経験のある148人に質問。

5割以上の方が、経験した含み益も最大で「50万円未満」とのことでした。
個人投資家の約半分は、“勝つにしても負けるにしても50万円以内”であるようです。

高額のほうに目をやると、含み損では皆無だった1億円以上が、「含み益では1億円以上の経験者が1.4%」いらっしゃいます。

また、50万以上〜5000万円未満の各階層とも、含み益のほうが経験割合が多いです。


含み損と違って、含み益には膨らむほど「今後も上昇が続く限り(頂点まで)持ち続けたい」という心理も働くので・・・
結果として上昇トレンドの中長期保有となり、高額の含み益を経験する人が多めなのではないか、
と思われます。

(超短期売買のスキャルピングだったり、短期スイングトレードの人は全く違う見解でしょうけど・・・)

以上、個人投資家が経験する、最大の含み損&含み益でした。


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posted by ちゅーりっぷ at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 株・投資の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月16日

株投資、含み損の対処法は3つ。今後の相場状況も考えて選択しましょう。

日経平均がこのところ、連日で年初来安値を更新していますね。
株投資で含み損を抱えていたらどうすれば良いか、本日は「含み損の対処法」を書きたいと思います。

株投資で「含み損」がある保有銘柄への対処法は、3通りです。

A.損切り (ロスカット)
B.追加投資 (ナンピン)
C.継続保有 (塩漬け)



A.損切りは、保有銘柄に見切りをつけて株を売却し、損失を確定させることです。

資金を減らすことになるので、投資初心者には抵抗があるかもしれませんが・・・
戻らない株価&含み損にイライラするのも、“精神衛生上”よくありません。

特に、今後の相場に嵐(さらなる下落)がやってくると考えているのなら、損失を確定させて一旦撤退することをオススメします。

損切りで戻ってきたお金は、他の上がりそうな銘柄への投資を考えるきっかけ(資金)にもなりますので。

(今回手放した銘柄を、暴落時にあらためて安く買いなおす、といった選択も可能)

なお、投資上級者ほど「損切り」のルールを徹底させていて、資金管理が上手だとされています。
見切りをつけたらさっさと売ってしまうことが、株投資の鉄則と言って良いのかもしれません。


B.追加投資は、その株を買い増すことで購入単価を引き下げる方法です。

10万円の保有株が8万円に下落。
⇒ここで追加投資して、平均9万円×2単元を保有。といった具合です。

ナンピンとも呼ばれ、今後の相場状況が晴れる(上昇トレンドへの転換)ケースであれば特に有効です。

ただし、さらに下落相場が続いた場合は、より大きな損失を抱えることになってしまいます。

「下手なナンピン、すかんぴん」といった格言もあるほどです。

(参照)下手なナンピンすかんぴん【初心者の株式道場】
https://kabusyo.com/keiken/keiken15.html
※すかんぴん(素寒貧)は、貧乏という意味。

格言になっているほど、ナンピン投資はそのタイミングが非常に難しいので・・・
追加投資をするのなら、相場が“明確に上昇トレンドに転じてから”でも十分だと、個人的には考えています。


C.継続保有は、何もせず我慢して持ち続けることです。

含み損が自分の許容範囲にある時や、今後の相場が上下どちらに動くかはっきりせず様子見する時には、継続で良いでしょう。

そのほか、何らかの理由があってどうしても手放したくないケースの継続保有もあります。

例えば・・・含み損だけど株主優待が気に入っていて、長期保有でのグレードアップもある、といった“明確な理由がある”なら、継続保有の選択はありですね。

(自分の保有銘柄にも、結構このタイプがあります)

なお、損切りに失敗して含み損が大きくなりすぎてしまい、売るに売れず長期継続保有しているものは「塩漬け」などとも揶揄されます。


含み損に対する3つの対処法は、どれが良いor悪いといったものではありません。

相場の状況や、許容できる損失リスクを踏まえ、自分の投資スタイルに見合ったものを適宜選択していくことになります。

A損切り・B追加投資・C継続保有のどれを行なうにしても、自分で「理由」をしっかり考えて決断するようにしましょう。






 参考記事はコチラ。
タグ: 含み損
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2017年03月28日

株主優待タダ取りの落とし穴・・・「逆日歩」リスクを知らないと、高くつくことがあります。

株主優待をタダ取りするテクニックとして、信用空売りを活用した「クロス取引」があることを、前回の記事でご紹介しました。

ただし、空売りには「逆日歩」がつくことがあり、高額の株レンタル料(株主優待よりも高い額)を支払わされるケースがあります。


まず、逆日歩とは何かと言う話ですが・・・

株の信用空売りをする場合、投資家はまず証券会社から“株を借りて”、まだ買っていない株を先に売ることになります。

数量が少なければ証券会社保有のストック株で対応できますが、信用売りが多すぎると株が不足してしまい、証券会社は別のところ(主に機関投資家)にお金を払って、その株を一時レンタルすることになります。
この株レンタル料こそが「逆日歩」で、該当銘柄を空売りする投資家が負担して支払うこととなっています。

(参照)逆日歩(ぎゃくひぶ)とは何でしょうか?【松井証券】
http://www.matsui.co.jp/service/margin/study/qa/qa_06.html

人気の優待銘柄で、クロス取引(信用空売り)をする人が増えれば増えるほど・・・
高額の逆日歩払いを余儀なくされることになります。


例えば1株当たりの逆日歩が20円で、優待権利を得るのに1000株が必要だったら、20円×1000円=2万円の支払いを余儀なくされます。

(なかなか株主優待で2万円を超えるものってないですよね)


SNS上で話題になった失敗例を、ZUUオンラインが記事にしています。

「ポテトチップにファンが多い湖池屋 <2226> の株主優待を利用し、1000円相当のお菓子詰め合わせを獲得しようとしたケースだ。

(1)権利付き最終日に湖池屋の現物株100株を持ち越し、同時に湖池屋株(同株数)を100株空売りした
(2)空売りを現物株で返済するクロス取引(両建て)により株主優待を得る
(3)ところが多くの優待ねらいの投資家が同社株を大量に空売りを行う状況となっていた
(4)その結果、過度な株不足となり、5日で320円の「逆日歩」が発生する
(5)100株のクロス取引は当初、実質0円で優待を獲得したはずだったが100株×320円(逆日歩)により、3万2千円の支払いが必要になる

つまり、1000円相当だったお菓子詰め合わせが、3万2000円の高級ポテトチップに化けるという、笑うに笑えない事態に陥ってしまったのだ」

(引用元)3万円ポテチの悲劇 「実質0円で優待ゲット」の手痛いしっぺ返し【ZUUオンライン】

https://zuuonline.com/archives/136918

記事の続きでは、人気の高い吉野家の株主優待券(3000円分)をタダ取りするにクロス取引をしたところ、やはり逆日歩の発生により6000円の追加支払いを余儀なくされたケースが紹介されていました。

(3000円の優待券をゲットするために、彼らは6000円を支払ったことになる・・・)


あらかじめ逆日歩をチェックしておけば良いじゃないか、という声が当然挙がるでしょうが、それができないんです。
先の松井証券ページの説明後半です。

「逆日歩が発生するかどうかは、毎営業日、取引終了後に売買を差し引いてわかります。逆日歩の値段は取引翌営業日に行われる入札によって決定しますので、前もって発生するかどうか、また、いくらになるかはわかりません。」

一応、直近の逆日歩状況は日経新聞などで確認可能ですが・・・

売買を行なった当日(権利最終日)の取引でどれくらいの逆日歩払いが発生するのか、事前に知ることはできない仕組みとなっているのです。


優待のタダ取りを狙ったクロス取引には「逆日歩」リスクがあり、タダ取りどころか「高くつく」ケースもあります。

この逆日歩リスクが理解できていないなら・・・
優待タダ取りのクロス取引には、安易に手を出さないほうがいいかもしれません。


取りあえずやってみて、失敗(or成功)するのも経験ですけどね。

(さらに理解を深めると、貸株料は少し高いけど逆日歩のつかない「一般信用取引」で行なう、といった対応策も取れるようになります)


楽天サイトで話題の、投資関連本ランキング。

 参考記事はコチラ。
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posted by ちゅーりっぷ at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 株・投資の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする