2017年07月08日

1000円硬貨や5万円札など、新たな額面のお金は必要or不要?のアンケート結果。

五百円が紙幣⇒硬貨に変わったのは昭和57年(1982年)。
この変更を最後に、日本は現在1円〜500円が硬貨。1000円〜1万円が紙幣となっています。

あなたは、1000円硬貨など「金額が500円よりも大きな硬貨」を必要だと思いますか?
5万円札など「金額が1万円よりも大きな紙幣」は必要だと思いますか?


これら新たな額面のお金についての全国アンケートを、財務省が実施したところ・・・
通貨も紙幣も、新たな額面は不要で「現状のままでいい」、と大半の人が思っている
ことが分かりました。


財務省の『通貨に関する実態調査』は内容が多岐にわたっているので、レポートの一部(関係がある箇所のみ)を紹介したいと思います。

硬貨の種類(五百円、百円、五十円、十円、五円、一円硬貨)について、どう感じているのかを、代表的な2項目+具体意見で答えてもらったところ、以下のようになりました。

A.現状のままでいい・・・98.2%
B.金額が500円よりも大きな硬貨が必要・・・0.3%

C.その他の具体意見・・・0.8%

同様に、紙幣の種類(一万円、五千円、二千円、千円紙幣)について、どのように感じているのか代表的な3項目+具体意見で答えてもらったところ、以下のようになりました。

A.現状のままでいい・・・90.0%
B.金額が1万円よりも大きな硬貨が必要・・・1.4%

C.金額が千円よりも小さな紙幣が必要・・・0.3%
D.その他の具体意見・・・7.8%

(資料)通貨に関する実態調査 調査結果【財務省】※10〜11ページ目
http://www.mof.go.jp/procurement/approach/team/seikabutsu/tuuka2016-04.pdf
※調査期間は2017年2月2日〜14日。全国15〜79歳の男女を対象に、1200名の有効回答を集計したもの。

■金額が500円よりも大きな硬貨を必要だと思う人は、たったの0.3%だけ。
■金額が1万円よりも大きな紙幣を必要だと思う人も、1.4%とごく少数。

新たな額面の硬貨・紙幣が必要だとする人はほとんどおらず・・・

500円を境とした硬貨・紙幣の区分けについても、9割以上の方が「現状のままでいい」と回答していました。


ちなみに、硬貨・紙幣のデザインや大きさといった仕様変更についても、「変更する必要はない」との回答が8割以上(硬貨は88.0%・紙幣は81.4%)を占めました。

※上リンクの資料1〜2ページ目より。

高額紙幣や500円玉には高度な偽造防止技術が施されていることもあり、今の日本で偽札流通の話はほとんど聞かれません。

また、流通紙幣の汚損などもあまり目立たないためか、新たな通貨の必要性を感じていない人が大半を占めるようです。

(紙幣・通貨の汚れ等は各金融機関がチェックして、汚れのひどいものは日本銀行に送って市場流通させないようにしている)


通貨偽造といえば、日本が500円硬貨を新たに発行したところ、韓国も同年に500ウォン硬貨(当時は材質・大きさが同じ)を鋳造したため・・・
この500ウォン硬貨を少し削るなどして、重量まで500円硬貨と同じにし、自販機の硬貨判別機をだます手口が横行したことがありました。

(韓国の500ウォン≒日本では、約50円に相当)

(参照)韓国人「変造硬貨、500ウォンが4500ウォンになった時代」【カイカイ反応通信】
http://blog.livedoor.jp/kaikaihanno/archives/30894702.html
※削った変造500ウォン硬貨の写真もご覧になれます。

全国各地で被害が続発したため、日本は偽造に対抗すべく材質・デザインを若干変えた500円硬貨を新たに発行(白銅⇒ニッケル黄銅・2000年)した、といったことが起こっています。


新たな通貨の発行は、思わぬ“通貨偽造の引き金”にもなりえてしまうわけで・・・
先の500円玉で起きた騒動を考えても、「新たな額面のお金は必要ない」という意見が圧倒的なのかもしれませんね。

(紙幣に関しては、高い偽造防止技術を取り入れるためにも仕様変更を定期的(30年毎くらい?)に行なったほうがいい、と個人的には思いますが)


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 参考記事はコチラ。
タグ:硬貨 紙幣
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2017年04月04日

希少なドル銀貨、“たったの”3.7億円で落札される。昨年売っておけば・・・

米国のアンティーク銀貨の中でも超高額の値がつく、1804年製造のドレープト・バスト・シルバー・ダラー硬貨が、330万ドル(約3.7億円)で落札されました。

「オークションの主催者が1日明らかにした。このドル銀貨は現存するわずか8枚のうちの1枚。この他にも、200を超えるコインが競売にかけられた。

コイン商のケビン・リプトンとジョン・アルバニーズが共同で落札した。

2015年に開始された一連のオークションでは、サザビーズとスタック社のバウワーズ・ギャラリーが提携して、ダラスの不動産開発業者マック・ポグー氏と息子のブレント氏が所有するコレクションを競売にかけており、これまでに総額1億700万ドル近くのコインが売却されたという。」

(引用元)1804年製造の希少ドル銀貨、米国で3.7億円で落札【ロイター】
http://jp.reuters.com/article/coin-auction-us-idJPKBN1750NL
※リンク元から、銀貨の写真もご覧になれます。


1804年のドレープド・バストが、“たったの”3.7億円で落札ですか。
プロのコイン商は、やっぱり抜け目が無いですねェ・・・

3.7億円に、“たったの”という語を使ったのには、大きな理由があります。

去年のオークションで、欲をかきすぎた出品者が売ることに失敗したため、半分以下の3.7億円になってしまったからです。



この希少ドル銀貨は、昨年もオークションに出されています。(出品者も同一)

しかも昨年は、過去最高となる1057万5000ドル(当時のレートで約11億5000万円)が、ドレープバストに提示されたのです!

ところが、この額でも「出品者の希望最低価格に届かなかったため」、競売は不成立となりました。

(参照)11億5000万円でも落札されなかった、米国の希少なコインとは?レアな“銀貨”です。【マネーのプチ情報局】
http://money-money-more.seesaa.net/article/438324986.html

この1804年ドレープド・バスト銀貨(クラス1)は、カタログ掲載の標準価格で800万ドルover(約8.8億円超)という代物ではありますが・・・
出品者が欲をかきすぎて、高い希望額を設定していたために、11.5億円で昨年売りそびれてしまったのです。


そして、今年あらためて行なわれたオークション結果は冒頭ニュースのとおり。

前回は11.5億円でも不成立だったドレープド・バスト銀貨が、“たったの”3.7億円で、落札されてしまったと言うわけです。


(二度のオークション不成立があってはならないと、出品者も(オークションハウスから諭されて)今回は最低希望額を大幅に下げたのでしょう)

去年のオークションで、希望額をもっと控えめにしていれば、11.5億円が手に入ったというのに・・・
欲をかきすぎると、ロクなことになりませんね。

希少なドル銀貨は、“たったの”3.7億円で決着してしまいました。






 参考記事はコチラ。
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2017年03月30日

重さ100kgの巨大金貨が盗まれる。時価は4.4億円相当・・・

ドイツのボーデ博物館から、「直径53cm、厚さ3cm、重さ100kg」という、世界で2番目に大きい巨大金貨が盗まれました。

額面としては100万カナダドルですが、ほぼ純金製のため、金取引の時価としては370万ユーロ(約4億4500万円)になります。


「ベルリン警察によると、現地時間の27日午前2時以降、線路に面した博物館の裏側の窓を破って何者かが館内に侵入し、展示されていた金貨を盗んだと見られる。
線路付近では事件後にはしごが見つかり、警察は犯行に使われた可能性もあるとみて調べている。

金貨は英エリザベス女王のドイツ訪問を記念してカナダ造幣局が2007年に鋳造し、2010年以来、ボーデ博物館が収蔵していた」

(引用元)重さ100キロ、時価4億円 巨大金貨が盗難被害 独博物館【CNN日本語版】
http://www.cnn.co.jp/fringe/35098814.html


リンク元から金貨の写真を見ていただくと分かりますすが・・・直径が男性の肩幅にもなろうかと言うくらいの巨大金貨です。

ちなみに、この金貨の名前は「Big Maple Leaf(ビッグ・メープル・リーフ)」。

額面が100万カナダドルの記念金貨で、片面にはカナダのシンボルであるカエデの葉が、もう片面には英国のエリザベス女王(カナダの元首)が、刻まれています。

(コインが造られた2007年当時は、世界最大の金貨でした)

特徴としては、大きさのほかに金の純度が999.99/1000と極めて高く、今もギネスブックに掲載されているほど。

したがって、額面が100万カナダドル(日本円で約8300万円)でも・・・
現在の金取引価格として考えられる時価では、「4億4500万円」となるのだとか。



ロイター記事によると、同金貨は防弾ガラスのケースに保管されていた状態から盗まれてしまったそうです。
そんな状態からどうやって盗み出されたのか、「警報システム、防犯設備についてなど、詳しいことは話せない」(現地警察)とのこと。

このままだと、盗まれた100kg金貨は確実に鋳潰されて、犯人の手に現金4億4000万円が渡ってしまうことになりそうです。

(巨大金貨のまま闇マーケットで捌くよりも、はるかに簡単&高額になりますから)

早急に犯人が捕まって、無事に巨大金貨が戻ってくることを祈るばかりですが・・・


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 参考記事はコチラ。
タグ:金貨 高額
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2016年12月27日

偽造1万円銀貨、ニセモノか本物かを見極めるポイントは、日本国の「本」の文字にある!

1986年に発行された1万円銀貨(天皇在位60年記念硬貨)の偽造硬貨が相次いで見つかっている、と財務省が注意を呼びかけています。

「1万円銀貨のニセ物は2013年にも相次ぎ見つかり、同年12月までに約100枚が報告された。その後はいったん収まったものの、今年に入ってから再び多発。2013年と同型の偽造銀貨が出回っているという。これまでに発見された偽造銀貨は累計約500枚に達する。

 財務省は7月から金融機関などに対して注意を呼びかけていたが、偽造銀貨の報告が途絶えないことから、「偽造銀貨の流通を食い止め、通貨の信頼を維持するため、報道を通じて広く注意喚起することにした」(同省)という。

 偽造銀貨の材質は純銀で重さも本物とほぼ同じ。ただ、直径が本物よりもやや大きく、模様も本物に比べると平面的で白っぽく、文字の線が太い。側面のギザの数も少なめという特徴がある。銀貨の引き換えのために国内の金融機関や日銀に持ち込まれた際に偽造が発覚するケースが多いという。」

(引用元)偽造1万円銀貨相次ぐ 財務省が注意呼びかけ 【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ26HJW_W6A221C1000000/

他紙の報道によると、ネットオークションでこの(偽造)1万円銀貨が安く取引されているため・・・

銀行に持っていけば額面の1万円になる(≒儲けが出る)と思ってネット購入。
⇒銀行に持ち込んだら、偽造通貨だった。


というケースが多いのだとか。


さて、材質は純銀&重さも本物とほぼ同じ(直径がやや大きい)なので、すぐにニセモノかどうかを判別するのは難しいと思われます。

偽造硬貨は「模様が平面的で白っぽく、文字の線が太い、側面のギザの数が少ない」と言われても・・・
そもそも、本物を見たことがない(大多数の人は見たことがないと思う)人には全くわかりません。

偽造1万円銀貨と本物の記念銀貨とを見分けるポイントはどこなのでしょうか?


財務省の資料を確認したところ・・・
偽造1万円銀貨には、「全体的に文字の線が太く、角に丸みがある。また、模様の一部が真貨と異なる」と言った特徴があることが分かりました。

そして、真贋を見極めるポイントはコイン裏側の文字、日本国の「本」にあるようです。

■本物は、「本」の短い横棒と、左右の“はらい”箇所とが離れている。

■偽貨は文字が太いので、「本」の横棒両端が、左右の“はらい”箇所とくっついてしまっている。


(資料)天皇陛下御在位60年記念 1万円銀偽造貨幣の特徴【財務省公式】
http://www.mof.go.jp/currency/fake_money/tokutyo.pdf
(写真つきで、真贋の「本」の文字の違いが解説されています)

上の公式資料によると、壱万円の「万」の文字でも、真贋の見極めが比較的簡単に出来るようです。

※「万」の横線2本との隙間が狭いものは偽造貨幣。


ネットオークション等で1万円銀貨を購入する場合は、コイン裏側にある日本国の「本」の文字に着目してください。

この見極め方を知っているだけで、偽造1万円硬貨を購入してしまう事はグッと減るはずですよ。

(本物で写真撮影して、偽造硬貨を捌いている場合はお手上げですが・・・そこまで徹底している犯罪者は少ないのではないか)


最後に、偽造の疑いがある不審な貨幣を見つけた場合には、「直ちにお近くの警察、または日本銀行までお知らせください」(財務省)とのこと。

もしも、それが偽造貨幣と分かって使った場合には、収得後知情行使等罪(152条)にあたり、額面の3倍以下にあたる罰金刑に処せられることもお知らせしておきます。


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 参考記事はコチラ。
posted by ちゅーりっぷ at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 紙幣・硬貨に関する話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月11日

インドで「高額紙幣2種を使用禁止」にすると発表。テロの資金源(偽札)撲滅のためだって。

米大統領選に隠れていますが、インドで「高額紙幣2種(1000ルピーと500ルピー)を急遽使用禁止にする」と、モディ首相が発表しました。

「インドのモディ首相は8日夜、9日から同国で最も高額の紙幣である1000ルピー(約1580円)札と2番目に高い500ルピー札の使用を禁じると発表した。11月10日から12月30日に銀行か郵便局の口座に預け入れない限り「無価値の紙くずになる」と表明した。
犯罪などに絡んだ闇資金対策に踏み切った格好だが、現金決済も依然として多いインド経済は今後、大きく混乱する可能性がある。

 インドでは主に1000ルピー、500ルピー、100ルピー、50ルピー、20ルピー、10ルピー、5ルピーの7種類の紙幣と、10ルピー以下のコインが流通する。
現金のみを所有し、納税しない人々による地下経済は国内総生産(GDP)の50%に及ぶとされ、低所得者だけでなく、富裕層らによる税逃れにも現金決済が使われている。モディ首相は今後、そうした富裕層らに現金の銀行口座への入金を迫り、隠し資産をあぶり出す狙いだ。」

(引用元)インド、高額2紙幣の使用禁止 不正マネー対策で【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM08H9W_Y6A101C1FF1000/

インド国内の過激派が「偽造紙幣」などで資金を調達し、テロ活動をしているため・・・
犯罪組織の資金源を撲滅させるため、現行の高額紙幣2種の使用禁止という大胆な策に踏み切ったようです。


さすがに使用禁止だけでは不便も多いので、中央銀行が新たなデザインの500ルピー札&新額面の2000ルピー札を発行し、こちらの新紙幣も10日にお目見え。

旧紙幣を新たな紙幣に交換したい人々が、銀行に長蛇の列を作っています。

「政府が高額紙幣2種の無効化を突然発表したインドで10日、発表以降初めて開店した銀行に長蛇の列が発生した。

 ナレンドラ・モディ首相は8日、脱税と汚職の対策として現行の500ルピー札と1000ルピー札を法定通貨から除外すると発表。10日には、ニューデリーの一部銀行に新2000ルピー(約3200円)札が届き、一部の現金自動預払機(ATM)が運用を再開した。

 インド政府によると、旧紙幣から新紙幣への交換、または旧紙幣の銀行口座への預け入れが10日から可能になるとしていた。」

(引用元)突然の高額紙幣無効化、再開した銀行に長蛇の列 インド【AFPBB】
http://www.afpbb.com/articles/-/3107532
※銀行に長蛇の列を成している様子も、写真でご覧いただけます。


実情としては、新紙幣への強引な切り替えということです。

まだ物理的に新紙幣の絶対数が少ないためか、交換額に上限を設けているらしく・・・
高額紙幣を沢山持っている人は、交換のため幾度も並び直さなければならないのだとか。

(高額のタンス預金をしてた人は特に大変ですな)

最初の数週間は大変でしょうけど、徐々に新紙幣が流通して落ち着きを取り戻すでしょう。

国内テロ組織の資金源を潰すのと同時に、脱税で(表に出せない)現金を溜め込んでいる小悪党も炙り出し。
CNNによると、ソーシャルメディアでは「大胆な措置」として評価する声が多いそうですよ。



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 参考記事はコチラ。
タグ:紙幣 偽札
posted by ちゅーりっぷ at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 紙幣・硬貨に関する話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする