2017年08月06日

NYダウ、史上初の2万2000ドル超え。アナリスト達の多くは「修正予測まで外れる」大恥。

米国株式市場で2日、史上初めてNYダウ平均株価が2万2000ドルを突破しました。

「アップルの決算が市場の予想を上回る内容だったことからアップルのほか半導体など関連する銘柄に買い注文が出ました。

このためダウ平均株価は、一時70ドル以上値上がりし、初めて2万2000ドルを超えて取り引き時間中の最高値を更新しました。
その後は利益を確定するための売り注文も出ましたが、終値でも前日より52ドル32セント高い2万2016ドル24セントと6営業日続けて最高値を更新しました。

ダウ平均株価は、去年11月のアメリカ大統領選挙前と比べると20%上昇したことになります。」

(引用元)NYダウ 初の2万2000ドル超え 最高値更新【NHKニュース】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170803/k10011085641000.html


米国株に関して、昨年11月からアナリスト達は予想をことごとく外しまくっていますね。

昨年11月の大統領選挙では、「トランプが勝利したら株価は下落するだろう」と、ほぼ全員の経済アナリストが予測しましたが・・・
その結果は見事なほどに大外れ。

トランプの勝利が確定した日以降、米国市場では株価が大きく上昇して、熱狂の「トランプ相場」とも呼ばれました。

(勝利確定⇒大統領就任までの2ヶ月で、NYダウ平均は18000ドル⇒2万ドルに)

この熱狂的な上昇については、トランプが公約に掲げていた「減税ほかの経済政策に対する期待」から来るもの。
と推測したアナリスト達の多くは、下のように予測を修正しました。

■大統領に就任した後は、公約の経済政策が進まない現実を直視するようになり、トランプへの失望感から相場が終わるだろう。
■就任100日のハネムーン期間
(あまりメディアが政権批判しない時期)が過ぎれば、トランプへの支持率低下とともに株価も下落するだろう。

ところがです。
トランプの大統領就任後も米国株式は順調に上昇を続け・・・
就任から半年以上が経過したこの時期に、NYダウ平均が2万2000ドルの史上最高値
を更新しているのです。

トランプ大統領で相場が終わると予測したアナリスト達の多くは、「修正予測まで外れる」という大恥をかくことになりました。


メディア報道を見る限り、トランプ政権がなしとげた公約はTPP離脱くらい。
移民入国制限は裁判所にNGを出され、国境の壁も予算のめどが立たずに×、オバマケアの見直しも代替案取り下げで頓挫。

トランプ大統領の支持率は今や33%に低下し、不支持が61%に達するとの最新世論調査が伝えられています。

(参照)トランプ大統領の支持率33%=就任以来最低―米大調査【時事通信社】
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080300579&g=int

それでも米国株式市場は上昇を続け、2万2000ドルにまで到達したことになります。

なぜ、アナリスト達の多くは「修正予測まで外す」大恥をかいたのでしょう?


これは私の推測ですが・・・トランプ政権でアメリカ経済が混乱するという「アナリストの前提が間違っていた」のではないでしょうか。

大統領になる前、彼は不動産会社の辣腕経営者。
政治家よりも“経済・経営に関しては優秀な人材”であることは間違いないわけで、どうすれば経済利益が取れるのかを知っている人物だといえます。

(彼のTPP離脱も、貿易によるアメリカの経済利益だけを考えるなら妥当といえる)

過激発言には賛否あるものの、自国経済の保護については実直で・・・
オバマ政権後半から続いている「順調なアメリカ経済が、トランプ政権下でも維持されている」ということなのでしょう。

「アメリカの不動産王」とも呼ばれる人物が、アメリカ経済を混乱に陥れるような政策を思いつきで発言・実行することは無いだろう、というのが私の所感です。


続いているNYダウの上昇相場も、いずれどこかで終わりがやってきますが・・・
その発端は、トランプ大統領の失策ではないかもしれません。

米国以外からの不況連鎖や、他国で起こった動乱(テールリスクのたぐい)が、下落の引き金になることも想定しておいたほうがいいかと思います。


成長性の高い新興市場銘柄の分析を知りたいなら・・・。



 参考記事はコチラ。
ラベル:NYダウ 米国株
posted by ちゅーりっぷ at 09:10| Comment(0) | 株・投資の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする